20080218

コンペ前 勤勉 グローバリゼーション


実際ポルトガルはラテン系の国の中でもかなり勤勉な部類に入る。ちゃんと毎朝10時には事務所におおよそのスタッフが揃うし、きちんと毎晩7時まで働く。仕事のキリが悪ければ8時くらいまでだけど残業だってする。それでもポルトガルに来る直前、「海外の事務所っていいよね、日本と違って絶対徹夜とかしないでしょ。」なんて事を周りから言われることが少なくなくて、実際僕もそう思っていた。

研修を開始して10日目。事務所で眩しい夜明けを見るまでは。

「ユウスケ、これがグローバリゼーションだよ。もはや徹夜をしない設計事務所なんてどこの国探してもないよ。」事務所近くのパステラリアでパォン・デ・デウシュ(1)を頬張りながら同僚ヌノは言った。


(1)Pão de Deus :神のパン。ココナッツの風味を効かせた真ん丸いパン。うっすらと粉砂糖が降り積もっている。チーズとハムを乗せて食すと美味。

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